東京外国為替市場概況・10時 ドル円 小じっかり

 20日の東京外国為替市場でドル円は小じっかり。10時時点では154.91円とニューヨーク市場の終値(154.66円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。ロシア・ウクライナを巡る過度な警戒感がいったん後退し、リスクオフの円買いが緩んだことも支えに昨日高値の154.80円を上抜けて一時154.94円まで上昇した。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.0600ドルとニューヨーク市場の終値(1.0596ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。小動きながら1.0610ドルまで上値を伸ばし、13日以来の高値を更新した。トランプトレードによる米金利上昇・ドル高が一服し、調整の買い戻しが入っているものの、1.06ドル台では引き続き上値の重さも示している。

 ユーロ円は上昇。10時時点では164.20円とニューヨーク市場の終値(163.86円)と比べて34銭程度のユーロ高水準だった。ロシア・ウクライナ情勢への過度な警戒感が緩んでいることが支えとなるなか、ドル円とユーロドルの上昇に後押しされ164.30円までレンジ上限を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.53円 - 154.94円
ユーロドル:1.0591ドル - 1.0610ドル
ユーロ円:163.76円 - 164.30円


(金)
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