欧州マーケットダイジェスト・5日 株高・ユーロ高
(5日終値:6日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=150.13円(5日15時時点比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.65円(△0.83円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0567ドル(△0.0041ドル)
FTSE100種総合株価指数:8349.38(前営業日比△13.57)
ドイツ株式指数(DAX):20358.80(△126.66)
10年物英国債利回り:4.281%(△0.032%)
10年物独国債利回り:2.111%(△0.050%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月スイス失業率
2.6% 2.5%
11月スウェーデン消費者物価指数(CPI)
前月比 0.3% 0.2%
前年同月比 1.6% 1.6%
11月スウェーデンCPIコア指数
前月比 0.5% 0.4%
前年同月比 1.9% 1.5%
10月独製造業新規受注
前月比 ▲1.5% 7.2%・改
前年同月比 5.7% 4.2%・改
10月仏鉱工業生産 (前月比)
▲0.1% ▲0.8%・改
11月英建設業購買担当者景気指数(PMI)
55.2 54.3
10月ユーロ圏小売売上高
前月比 ▲0.5% 0.5%
前年同月比 1.9% 3.0%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは強含み。しばらくは1.0530ドルを挟んで方向感を欠いていたが、NYタイムに入ると買いが優勢に。内閣不信任案可決を受けてバルニエ仏首相が辞任したが、極右・国民連合(RN)を実質的に率いるルペン氏が「今後数週間で2025年度の予算を可決できる」との見解を示すと、仏政局を巡る懸念が後退し仏国債のリスクプレミアムが低下。独長期金利が上昇したことも相まって一時1.0589ドルと本日高値を付けた。11月29日高値の1.0597ドルが目先のレジスタンスとして意識されると1.0551ドル付近まで伸び悩む場面も見られたが、下値は堅かった。
・ドル円は方向感が定まらない。ハト派的な立ち位置の中村日銀審議委員が東京時間に「利上げに反対しているわけではない」と発言した影響が残り、欧州序盤には一時149.66円と日通し安値を付けた。ただ、昨日安値の149.53円がサポートとして機能するとショートカバーの動きに。米10年債利回りが4.22%台まで上昇したことも支えに150.70円前後まで反発した。一方で、米金利がその後に上昇幅を消すと150.07円付近まで押し戻された。市場では「明日の11月米雇用統計待ちの様相が強く、様子見ムードが広がった」との指摘があった。
・ユーロ円は堅調。仏政局を巡る不透明感がいったん落ち着いたとの見方からユーロ高が進行。一時159.39円まで買い上げられた。その後はユーロドルの買い一服やドル円が下げた影響を受けて158.40円台まで上げ幅を縮めた。
・ロンドン株式相場は反発。目先の手掛かり材料に乏しく、前日終値を挟んで方向感が出ず、値幅も30ポイント前後と狭かった。分野別では、金融や生活必需品などが上昇した半面、不動産やエネルギー関連株は安かった。
・フランクフルト株式相場は6日続伸。引き続き独株に対して強気な見解を示す投資家からの買いが続き、史上最高値を更新した。個別では、シーメンス(2.95%高)やコンチネンタル(2.85%高)が買われた半面、ザルトリウス(2.08%安)やヴォノヴィア(1.26%安)は下げた。
・欧州債券相場は下落。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=150.13円(5日15時時点比△0.20円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.65円(△0.83円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0567ドル(△0.0041ドル)
FTSE100種総合株価指数:8349.38(前営業日比△13.57)
ドイツ株式指数(DAX):20358.80(△126.66)
10年物英国債利回り:4.281%(△0.032%)
10年物独国債利回り:2.111%(△0.050%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月スイス失業率
2.6% 2.5%
11月スウェーデン消費者物価指数(CPI)
前月比 0.3% 0.2%
前年同月比 1.6% 1.6%
11月スウェーデンCPIコア指数
前月比 0.5% 0.4%
前年同月比 1.9% 1.5%
10月独製造業新規受注
前月比 ▲1.5% 7.2%・改
前年同月比 5.7% 4.2%・改
10月仏鉱工業生産 (前月比)
▲0.1% ▲0.8%・改
11月英建設業購買担当者景気指数(PMI)
55.2 54.3
10月ユーロ圏小売売上高
前月比 ▲0.5% 0.5%
前年同月比 1.9% 3.0%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは強含み。しばらくは1.0530ドルを挟んで方向感を欠いていたが、NYタイムに入ると買いが優勢に。内閣不信任案可決を受けてバルニエ仏首相が辞任したが、極右・国民連合(RN)を実質的に率いるルペン氏が「今後数週間で2025年度の予算を可決できる」との見解を示すと、仏政局を巡る懸念が後退し仏国債のリスクプレミアムが低下。独長期金利が上昇したことも相まって一時1.0589ドルと本日高値を付けた。11月29日高値の1.0597ドルが目先のレジスタンスとして意識されると1.0551ドル付近まで伸び悩む場面も見られたが、下値は堅かった。
・ドル円は方向感が定まらない。ハト派的な立ち位置の中村日銀審議委員が東京時間に「利上げに反対しているわけではない」と発言した影響が残り、欧州序盤には一時149.66円と日通し安値を付けた。ただ、昨日安値の149.53円がサポートとして機能するとショートカバーの動きに。米10年債利回りが4.22%台まで上昇したことも支えに150.70円前後まで反発した。一方で、米金利がその後に上昇幅を消すと150.07円付近まで押し戻された。市場では「明日の11月米雇用統計待ちの様相が強く、様子見ムードが広がった」との指摘があった。
・ユーロ円は堅調。仏政局を巡る不透明感がいったん落ち着いたとの見方からユーロ高が進行。一時159.39円まで買い上げられた。その後はユーロドルの買い一服やドル円が下げた影響を受けて158.40円台まで上げ幅を縮めた。
・ロンドン株式相場は反発。目先の手掛かり材料に乏しく、前日終値を挟んで方向感が出ず、値幅も30ポイント前後と狭かった。分野別では、金融や生活必需品などが上昇した半面、不動産やエネルギー関連株は安かった。
・フランクフルト株式相場は6日続伸。引き続き独株に対して強気な見解を示す投資家からの買いが続き、史上最高値を更新した。個別では、シーメンス(2.95%高)やコンチネンタル(2.85%高)が買われた半面、ザルトリウス(2.08%安)やヴォノヴィア(1.26%安)は下げた。
・欧州債券相場は下落。
(越後)