欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、上値重い

 16日の欧州外国為替市場でユーロドルは上値が重い。20時時点では1.0489ドルと17時時点(1.0503ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。12月独サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が51.0と2カ月ぶりに景況の強弱を判断する節目50を上回ったことを受けて一時1.0524と先週末高値に面合わせした。ただ、仏・独・ユーロ圏とも製造業部門は低調だったことで景気先行き懸念を払しょくするほどの内容ではなかったとの見方から一巡後は失速。原油先物相場の下落を受けて対ドルで資源国通貨安が進んでいる影響も受けて1.0480ドル台まで下げている。

 ドル円は底堅い。20時時点では153.83円と17時時点(153.51円)と比べて32銭程度のドル高水準だった。対資源国通貨主導でドル買いが強まった流れに沿って153.80円台まで下値を切り上げている。

 ユーロ円は20時時点では161.35円と17時時点(161.24円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが下落した一方、ドル円が強含んだためユーロ円自体の方向感は出なかった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:153.33円 - 153.97円
ユーロドル:1.0484ドル - 1.0524ドル
ユーロ円:160.68円 - 161.99円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。