東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値が抑えられる

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。17時時点では153.51円と15時時点(153.66円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。16時前に153.77円付近まで上昇したものの、ユーロ円の売りで上値が徐々に抑えられている。

 ユーロドルは小安い。17時時点では1.0503ドルと15時時点(1.0519ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「さらなる利下げが予定されており、その方向性は明確」と発言するものの、市場の反応が限定的だった。しかし、この後に発表予定のユーロ圏の12月購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業、サービス業ともに景況の強弱を判断する節目50を割り込むとの予想もあり小安く推移。

 ユーロ円は軟調。17時時点では161.24円と15時時点(161.63円)と比べて39銭程度のユーロ安水準だった。欧州勢参入後からは売りの勢いが優勢で軟調な動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.33円 - 153.97円
ユーロドル:1.0484ドル - 1.0523ドル
ユーロ円:160.68円 - 161.99円


(松井)
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