ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では154.30円と22時時点(154.08円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。日銀の年内利上げ観測後退を受けた円売り・ドル買いが継続し、一時154.36円と11月26日以来の高値を更新した。米10年債利回りが低下幅を縮小したことも相場を下支えした。
 なお、12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数や12月米製造業PMI速報値は予想を下回ったものの、12月米サービス部門PMI速報値は予想を上回った。

 ユーロドルは小安い。24時時点では1.0483ドルと22時時点(1.0490ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利が低下幅を縮めるとユーロ売り・ドル買いがじわりと強まり、24時前に一時1.0475ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では161.75円と22時時点(161.64円)と比べて11銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.33円 - 154.36円
ユーロドル:1.0475ドル - 1.0524ドル
ユーロ円:160.68円 - 161.99円

(中村)
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