ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇一服

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇一服。2時時点では154.17円と24時時点(154.30円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りがじりじり上昇するなか、154.48円まで11月26日以来の高値を更新。ただ、明日から0.25%の利下げが予想される米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されることへの警戒感もあるのか、米10年債利回りは4.41%台まで上昇幅を広げていったがドル円は伸び悩んだ。ダウ平均が一時マイナスへ転じるなど米株に重さも感じ始められてきたこともあり、154.10円台へ下押した。

 ユーロドルは下げ渋り。2時時点では1.0511ドルと24時時点(1.0483ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドルが伸び悩むなか、1.0510ドル台までユーロ高・ドル安推移。独10年債利回りが2.25%近辺まで持ち直したことも支援となった。

 ユーロ円は底堅い。2時時点では162.05円と24時時点(161.75円)と比べて30銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇過程では円売りの流れに沿ってユーロ高・円安推移。ドル円が伸び悩んでからも、ユーロドルの下げ渋りが支援となって162.21円まで上昇した。その後も162円付近と本日高値圏を維持した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.33円 - 154.48円
ユーロドル:1.0475ドル - 1.0524ドル
ユーロ円:160.68円 - 162.21円

(関口)
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