東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

 18日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では153.68円とニューヨーク市場の終値(153.46円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。8時過ぎにつけた153.39円を底に一転して買い戻しが優勢となった。低下して始まった時間外の米10年債利回りの動きも気にせず、153.77円まで上昇。東京仲値後に緩むも、下押しは153.60円台までだった。
 なお、9時前に発表された11月貿易統計(通関ベース、季節調整前)は1176億円の赤字と予想よりも赤字幅が縮小した。もっとも、月間ベースでは5カ月連続の赤字を記録している。

 ユーロ円は買い戻された。10時時点では161.36円とニューヨーク市場の終値(161.00円)と比べて36銭程度のユーロ高水準だった。161円付近で底固めすると、ドル円の持ち直しに歩調を合わせて161.48円まで反発した。安寄りした日経平均は三桁安での推移が続いているものの、クロス円への影響は小さかった。ただ仲値後は161.30円付近まで上値を切り下げた。

 ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.0499ドルとニューヨーク市場の終値(1.0491ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。1.0503ドルまでじり高となるも、動意自体は鈍いままだった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.39円 - 153.77円
ユーロドル:1.0491ドル - 1.0503ドル
ユーロ円:160.92円 - 161.48円


(小針)
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