ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、弱含み

 17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。24時時点では153.55円と22時時点(153.82円)と比べて27銭程度のドル安水準だった。11月米小売売上高は前月比0.7%増と予想の0.5%増を上回ったものの、自動車を除く数値が前月比0.2%増と予想の0.4%増を下回ると全般ドル売りが先行。11月米鉱工業生産が前月比0.1%低下と予想の0.3%上昇に反して低下したことも相場の重しとなり、一時153.45円と日通し安値を付けた。一時は4.4383%前後と11月18日以来の高水準を付けた米10年債利回りが低下に転じたこともドル売りを促した。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0505ドルと22時時点(1.0500ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標や米長期金利の低下を受けてユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。

 ユーロ円は戻りが鈍い。24時時点では161.30円と22時時点(161.52円)と比べて22銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落や米国株安が相場の重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.45円 - 154.35円
ユーロドル:1.0479ドル - 1.0534ドル
ユーロ円:161.11円 - 162.48円

(中村)
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