欧州外国為替市場概況・22時 ポンドドル、一進一退

 19日の欧州外国為替市場でポンドドルは一進一退。イングランド銀行(BOE)は予想通り政策金利を4.75%で据え置くことを決定。利下げを主張するのは1人だけと予想されていたが、実際にはラムスデン副総裁とディングラ委員、テイラー委員が利下げに票を投じていたことが伝わるとポンド売りで反応。一時1.2584ドル付近まで値を下げたが、本日安値の1.2563ドルを試すほどの売りの勢いはなく、一巡すると1.2620ドル台まで反発した。

 ドル円は高値圏を維持。22時時点では156.92円と20時時点(156.95円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。植田日銀総裁の記者会見を受けた買いの流れは一巡したが、下押しも極めて限定的。本日高値圏でNY勢の本格参入を待つ状況となっている。

 ユーロドルは小安い。22時時点では1.0393ドルと20時時点(1.0405ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。特段材料は伝わっていないが、ユーロスイスフランなどユーロクロスが全般売られた影響を受けている。

 ユーロ円は22時時点では163.10円と20時時点(163.31円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。その他ユーロクロスの下げにつれ安となっている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:154.44円 - 157.14円
ユーロドル:1.0348ドル - 1.0422ドル
ユーロ円:159.86円 - 163.67円


(越後)
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