欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 一段高

 19日の欧州外国為替市場でドル円は一段高。20時時点では156.95円と17時時点(156.47円)と比べて48銭程度のドル高水準だった。植田日銀総裁の会見を受けた円安の流れが継続し、一時157.14円と7月22日以来の高値を更新した。上昇が一服した後の売り戻しも156円後半にとどめ高値圏でしっかり。

 ユーロ円は堅調。20時時点では163.31円と17時時点(162.65円)と比べて66銭程度のユーロ高水準だった。日銀金融政策決定会合で金利の据え置きを決定し円売りが先行したが、日銀総裁の発言を受けて早期利上げ期待が後退し円売りが加速した。ユーロ円は163.67円まで強含み、ポンド円は198.95円、豪ドル円は98.08円、NZドル円は88.87円まで一段と上値を伸ばしている。

 ユーロドルは底堅い。20時時点では1.0405ドルと17時時点(1.0394ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表後に大幅下落した反動やユーロ円のユーロ買い・円売りを支えに1.0422ドルまで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.44円 - 157.14円
ユーロドル:1.0348ドル - 1.0422ドル
ユーロ円:159.86円 - 163.67円


(金)
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