24日香港株=もみ合いか、クリスマスイブで半日立ち会い

 24日の香港市場はもみ合う展開か。クリスマスイブで半日立ち会いとなり、休暇に入る投資家が多いなか、積極的な売買は手控えられる可能性がある。25日と26日の連休の前に、持ち高調整の動きも広がりそうだ。

 23日に発表された12月の米消費者信頼感指数と11月の耐久財受注がともに予想を下回った。弱い指標を受けて米景気悪化が警戒される半面、来年の利下げ期待も再び高まっている。一方、中国では景気の先行きが懸念されているものの、当局による金融緩和や財政出動への期待が根強い。

 23日のNY市場でダウ平均は小幅に続伸。年末年始の株高アノマリーが意識される中、半導体株を中心にハイテク株が上昇し、相場をけん引した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)、大型ネット株のテンセント(00700)、美団(03690)、アリババ集団(09988)がそろって香港終値を上回って引けた。

(小針)
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