NY株見通し-サンタクロース・ラリーへの期待を背景に底堅い展開か

 今晩は底堅い展開か。昨日はクリスマスの祝日で休場で、前日の24日は短縮取引だったが、主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が390.08ドル高(+0.91%)と4日続伸し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ1.10%高、1.35%高とともに3日続伸した。週初からの2日間ではダウ平均が1.07と4週ぶりの反発ペース、S&P500が1.84%高と3週ぶりの反発ペース、ナスダック総合は2.34%高と大幅反発ペースとなった。

 クリスマスの休場明けの今晩はハイテク株を中心に底堅い展開か。休場前の24日の取引ではテスラが7.36%高と大幅に上昇し、年初来で86.04%高となったほか、時価総額最大のアップルは1.15%高と4日続伸し、直近18日間の内、15日間で上場来高値を更新した。時価総額は3兆9000億ドルを上回り、4兆ドル乗せが視野入りした。過去において大統領選挙の年の12月後半は上昇確率が高いことに加え、例年、年内最終の5営業日と新年の2営業日は「サンタクロース・ラリー」として株高期待が強く、サンタクロース・ラリー初日の24日が上昇スタートとなったことで、今晩の取引でも年末年始の株高期待が続きそうだ。

 今晩の米経済指標はMBA住宅ローン申請指数、新規失業保険申請件数、EIA週間原油在庫など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:12月26日、14:00)
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