ニューヨーク外国為替市場概況・2日 ユーロドル、3日続落
2日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3日続落。終値は1.0265ドルと前営業日NY終値(1.0354ドル)と比べて0.0089ドル程度のユーロ安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると全般ドル買いが先行。市場では「年始で取引参加者が減り、流動性が低下する中、ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いのフローが観測された」との声も聞かれ、一時1.0226ドルと2022年11月以来約2年2カ月ぶりの安値を更新した。
欧州時間に重要なサポートとして意識されていた昨年11月22日の安値1.0335ドルを下抜けたことで、テクニカル的にも売りが出やすい地合いとなった。
ドル円は続伸。終値は157.50円と前営業日NY終値(157.20円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。米経済指標が米景気の底堅さを示したとの受け止めから、全般ドル買いが先行。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも相場の押し上げ要因となり、一時157.85円と日通し高値を更新した。その後の下押しも157.47円付近にとどまった。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時109.53と22年11月以来の高値を付けた。
ユーロ円は4日続落。終値は161.71円と前営業日NY終値(162.78円)と比べて1円07銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた売りが出ると、1時過ぎに一時160.91円と日通し安値を更新した。ただ、ドル円の上昇につれた買いが入ると161.96円付近まで下げ渋る場面があった。
本日の参考レンジ
ドル円:156.44円 - 157.85円
ユーロドル:1.0226ドル - 1.0375ドル
ユーロ円:160.91円 - 163.32円
(中村)
欧州時間に重要なサポートとして意識されていた昨年11月22日の安値1.0335ドルを下抜けたことで、テクニカル的にも売りが出やすい地合いとなった。
ドル円は続伸。終値は157.50円と前営業日NY終値(157.20円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。米経済指標が米景気の底堅さを示したとの受け止めから、全般ドル買いが先行。ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも相場の押し上げ要因となり、一時157.85円と日通し高値を更新した。その後の下押しも157.47円付近にとどまった。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時109.53と22年11月以来の高値を付けた。
ユーロ円は4日続落。終値は161.71円と前営業日NY終値(162.78円)と比べて1円07銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた売りが出ると、1時過ぎに一時160.91円と日通し安値を更新した。ただ、ドル円の上昇につれた買いが入ると161.96円付近まで下げ渋る場面があった。
本日の参考レンジ
ドル円:156.44円 - 157.85円
ユーロドル:1.0226ドル - 1.0375ドル
ユーロ円:160.91円 - 163.32円
(中村)