ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、買い戻し
12日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは買い戻しが進んだ。24時時点では1.0519ドルと22時時点(1.0489ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で政策金利を0.25%引き下げることを決めたと発表。市場予想通りの結果となった。ただ、声明では前回までの「必要な限り金利を制限的に維持する」との文言を削除し、2024・25・26年のインフレ見通しを引き下げた。22時30分前には一時1.0470ドルと日通し安値を更新した。
もっとも、2日の安値1.0461ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。24時過ぎには1.0521ドル付近まで値を上げた。
なお、ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「基調的なインフレ率は2%へ回帰する軌道にある」「成長見通しのリスクは下サイド」「インフレに関してはまだミッションは達成されていない」と述べたうえで、「ECBはデータに依存し、会合ごとに決定する」と強調し、次の動きについて示唆を与えなかった。
ドル円は下げ渋り。24時時点では152.24円と22時時点(152.27円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことを受けて一時151.81円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。同時に発表された11月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことからドル売りでの反応は一時的となり、152.40円付近まで下げ渋っている。
ユーロ円は底堅い動き。24時時点では160.15円と22時時点(159.72円)と比べて43銭程度のユーロ高水準。23時過ぎに一時159.12円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。24時前には160.24円付近まで持ち直した。ユーロドルにつれた動きとなった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.81円 - 152.77円
ユーロドル:1.0470ドル - 1.0531ドル
ユーロ円:159.12円 - 160.55円
(中村)
もっとも、2日の安値1.0461ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。24時過ぎには1.0521ドル付近まで値を上げた。
なお、ラガルドECB総裁は理事会後の会見で「基調的なインフレ率は2%へ回帰する軌道にある」「成長見通しのリスクは下サイド」「インフレに関してはまだミッションは達成されていない」と述べたうえで、「ECBはデータに依存し、会合ごとに決定する」と強調し、次の動きについて示唆を与えなかった。
ドル円は下げ渋り。24時時点では152.24円と22時時点(152.27円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことを受けて一時151.81円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。同時に発表された11月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことからドル売りでの反応は一時的となり、152.40円付近まで下げ渋っている。
ユーロ円は底堅い動き。24時時点では160.15円と22時時点(159.72円)と比べて43銭程度のユーロ高水準。23時過ぎに一時159.12円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。24時前には160.24円付近まで持ち直した。ユーロドルにつれた動きとなった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.81円 - 152.77円
ユーロドル:1.0470ドル - 1.0531ドル
ユーロ円:159.12円 - 160.55円
(中村)