ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、堅調

 5日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは堅調。24時時点では1.0575ドルと22時時点(1.0536ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ高水準だった。内閣不信任案可決によりバルニエ仏首相が辞任し次の首相選出を待つなか、いったん仏政局を巡る不透明感が落ち着いたとの見方から仏国債のリスクプレミアムが低下。独長期金利の上昇も相まってユーロ高が進むと一時1.0589ドルまで買い上げられた。

 ユーロ円は買い優勢。24時時点では159.14円と22時時点(158.47円)と比べて67銭程度のユーロ高水準だった。仏政権を巡る懸念がやや和らいだことでユーロ買いが活発化すると一時159.39円まで上値を広げた。

 ドル円は方向感がない。24時時点では150.48円と22時時点(150.40円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より悪化したことで150.23円付近まで下げたが、米10年債利回りが4.22%台まで上昇すると堅調なクロス円も支えに150.70円前後まで反発。一方で、本日高値の150.78円には届かず、対ユーロ主導でのドル売りに頭を抑えられた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:149.66円 - 150.78円
ユーロドル:1.0508ドル - 1.0589ドル
ユーロ円:157.56円 - 159.39円


(越後)
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