東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅さ継続

 8日の東京外国為替市場でドル円は底堅さが継続。12時時点では158.10円とニューヨーク市場の終値(158.05円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。東京仲値後の下押しも157.94円付近に留め、158円付近でもみ合った後はじり高となった。本邦長期金利の上昇は重しだが、根強い米金利先高観が支えとなっている。日経平均先物の買い戻しにも後押しされて、12時前に158.10円台まで下値を切り上げた。
 なお、時間外の米10年債利回りはNY引け値を下回っているものの、4.67%台と水準としては高いところで推移。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では163.70円とニューヨーク市場の終値(163.42円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。下げ幅を縮小して現物の日経平均が前引けし、その後も日経先物は強含んだ。リスク回避ムードの後退とともに、163.75円までユーロ高円安が進んだ。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0354ドルとニューヨーク市場の終値(1.0340ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。動意自体は高まらなかったものの、ユーロ円の上昇に支えられて1.0355ドルまで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.91円 - 158.24円
ユーロドル:1.0339ドル - 1.0355ドル
ユーロ円:163.38円 - 163.75円


(小針)
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