東京外国為替市場概況・12時 ユーロ円、買い戻し

 17日の東京外国為替市場でユーロ円は買い戻し。12時時点では160.14円とニューヨーク市場の終値(159.85円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。反落して始まった中国株だが、中国の経済指標(10-12月期GDP・前年比、12月小売売上高、12月鉱工業生産)が市場予想より強い結果だったことで、一時中国株が上昇に転じたことでクロス円は買い戻された。ユーロ円は160.19円まで買い戻されたほか、豪ドル円は96.60円、NZドル円は87.21円までじり高になった。

 ドル円は売り一服。12時時点では155.43円とニューヨーク市場の終値(155.16円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。10時前につけた154.98円を底に売りは一服。好結果だった中国経済指標の発表後にクロス円が強含んだことが支えになった。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.0303ドルとニューヨーク市場の終値(1.0301ドル)と比べて0.0002ドルのユーロ高水準だった。中国の経済指標が好結果だったことでオセアニア通貨が対ドルで強含んだ流れに連れ1.0309ドルまで上昇したが、買いの勢いは弱く小幅な値動きのまま。なお、豪ドル/ドルは0.6219ドル、NZドル/ドルは0.5616ドルまで買われたが、レンジは極めて限られている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.98円 - 155.49円
ユーロドル:1.0296ドル - 1.0309ドル
ユーロ円:159.73円 - 160.19円


(松井)
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