ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下落

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落。24時時点では155.54円と22時時点(156.38円)と比べて84銭程度のドル安水準だった。米ウォールストリートジャーナル紙(WSJ)が「米大統領に就任するトランプ氏は貿易ビジョンを示すものの、就任初日に関税を発動することはない」と報じると、米インフレ再加速への懸念が和らぎ全般ドル売りが優勢となった。23時30分過ぎには一時155.42円と日通し安値を更新した。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時107.95まで低下した。

 ユーロドルは上昇。24時時点では1.0415ドルと22時時点(1.0320ドル)と比べて0.0095ドル程度のユーロ高水準だった。WSJの報道をきっかけにドル全面安となった流れに沿って一時1.0430ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は強含み。24時時点では161.99円と22時時点(161.38円)と比べて61銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、米株価指数先物の上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出た。24時過ぎには一時本日高値となる162.20円まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.42円 - 156.58円
ユーロドル:1.0266ドル - 1.0430ドル
ユーロ円:160.32円 - 162.20円

(中村)
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