ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、上昇一服

 20日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上昇が一服。2時時点では1.0398ドルと24時時点(1.0415ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。今月6日と7日に上値を抑えられた1.0430ドル台が本日もレジスタンスとして意識された。トランプ米大統領の就任演説を控えた持ち高調整の売りにも押され、一時1.0385ドル前後まで水準を下げた。

 ドル円は上値が重い。2時時点では155.68円と24時時点(155.54円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。トランプ演説を前にしたドル買い戻しの流れに沿って155.93円付近まで持ち直したが、一巡後は再び155.60円台まで押された。米株先物指数のプラス幅縮小を眺め、クロス円に売り戻しが入ったことが重しとなった。

 ユーロ円は水準切り下げ。2時時点では161.88円と24時時点(161.99円)と比べて11銭程度のユーロ安水準。162.31円まで日通し高値を更新したものの、米株先物の失速につれて一時161.75円近辺まで上げ幅を縮小した。
 ほか、トランプ関税に対する警戒感の緩みから買われたカナダドル円も、109.02円を高値に108.50円台まで売り押される場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.42円 - 156.58円
ユーロドル:1.0266ドル - 1.0430ドル
ユーロ円:160.32円 - 162.31円

(小針)
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