株式明日の戦略-主力銘柄が強く買われて大幅高、地合いはリスクオンに傾くか
22日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は618円高の39646円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1046/値下がり514。トランプ米大統領がAI開発に巨額の投資を行うと表明。発表の際に孫正義氏が同席していたことから、ソフトバンクGに買いが殺到した。フジクラ、古河電工、住友電工など電線株が軒並み急騰。ディスコ以外にもSCREENやアドバンテストなど半導体関連には買われる銘柄が多かったほか、主力どころでは日立や任天堂の動きが良かった。米ファンドが2度目の書簡を送ったとの観測が報じられたフジメディアにガバナンス改革を期待した買いが入った。
一方、IHIや川崎重工など防衛関連が軟調。日銀の1月利上げが確実視される中でも、三菱UFJや三井住友などメガバンクは売りに押された。一方で、東京建物、積水ハウス、大和ハウスなど不動産・住宅の一角が売られており、日銀の利上げを警戒しているような動きも散見された。証券会社が投資判断を引き下げたFPパートナーが6%を超える下落となった。
売買代金トップのディスコ<6146.T>が11.9%高、2位のフジクラ<5803.T>が14.8%高、3位のソフトバンクG<9984.T>が10.6%高と、上位3銘柄がそろって2桁の上昇率。動きが良いから商いが活発になり、そのことがさらなる買いを呼び込むという好循環が発生した。2025年に入って日本株全体に気迷いムードが漂っていたような雰囲気もあっただけに、注目度の高い銘柄の多くが跳ねたことはポジティブ。2024年の大躍進銘柄でありながらきのうまではさえない動きが続いたフジクラは、きょうの大幅高で上場来高値を更新している。
きょうの日経平均が大きく上昇したこと、その中で銀行株は買われる部類に入っていなかったことなどを見ると、1月の日銀の利上げに関しては完全に織り込みが進んだとみて良さそう。あす下げたとしても、きょうの反動と冷静に受け止められるだろう。そもそもきょうは全面高ではなく、短期的に過熱感があるのは一握りの銘柄にとどまっている。あすはニデック<6594.T>やディスコが決算発表を予定しており、来週からは決算発表銘柄の数も増えてくる。ここからは弱材料には一定の耐性を示し、下がりづらく上げやすい地合いが醸成される公算が大きい。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1046/値下がり514。トランプ米大統領がAI開発に巨額の投資を行うと表明。発表の際に孫正義氏が同席していたことから、ソフトバンクGに買いが殺到した。フジクラ、古河電工、住友電工など電線株が軒並み急騰。ディスコ以外にもSCREENやアドバンテストなど半導体関連には買われる銘柄が多かったほか、主力どころでは日立や任天堂の動きが良かった。米ファンドが2度目の書簡を送ったとの観測が報じられたフジメディアにガバナンス改革を期待した買いが入った。
一方、IHIや川崎重工など防衛関連が軟調。日銀の1月利上げが確実視される中でも、三菱UFJや三井住友などメガバンクは売りに押された。一方で、東京建物、積水ハウス、大和ハウスなど不動産・住宅の一角が売られており、日銀の利上げを警戒しているような動きも散見された。証券会社が投資判断を引き下げたFPパートナーが6%を超える下落となった。
売買代金トップのディスコ<6146.T>が11.9%高、2位のフジクラ<5803.T>が14.8%高、3位のソフトバンクG<9984.T>が10.6%高と、上位3銘柄がそろって2桁の上昇率。動きが良いから商いが活発になり、そのことがさらなる買いを呼び込むという好循環が発生した。2025年に入って日本株全体に気迷いムードが漂っていたような雰囲気もあっただけに、注目度の高い銘柄の多くが跳ねたことはポジティブ。2024年の大躍進銘柄でありながらきのうまではさえない動きが続いたフジクラは、きょうの大幅高で上場来高値を更新している。
きょうの日経平均が大きく上昇したこと、その中で銀行株は買われる部類に入っていなかったことなどを見ると、1月の日銀の利上げに関しては完全に織り込みが進んだとみて良さそう。あす下げたとしても、きょうの反動と冷静に受け止められるだろう。そもそもきょうは全面高ではなく、短期的に過熱感があるのは一握りの銘柄にとどまっている。あすはニデック<6594.T>やディスコが決算発表を予定しており、来週からは決算発表銘柄の数も増えてくる。ここからは弱材料には一定の耐性を示し、下がりづらく上げやすい地合いが醸成される公算が大きい。