NY為替見通し=ドル円、週末を意識しながら経済指標を確認か
本日のNY市場でのドル円は、日銀会合を受けた神経質な動きが一服する中、トランプ米大統領の発言に注意しつつ、週末を念頭に米指標を確認する展開となるか。
経済イベントでは、1月の製造業やサービス業の購買担当者景気指数(PMI)・速報値が発表予定。市場予想は製造業が49.7と前月より小幅上昇が見込まれており、好不況の分岐点とされる50を上回れるかがポイント。なお、サービス業は56.5と前月より小幅低下が見込まれている。また、同指標の発表直後に1月ミシガン大学消費者態度指数・確報値や12月中古住宅販売件数も予定されているが、前者は確報値、後者は市場の関心が住宅市場には集まっていない点を考慮すると、市場予想から大きく乖離しない限り材料視されにくいかもしれない。
本日はトランプ米大統領の発言機会は予定されてはいないものの、今週20日の大統領就任でトランプ劇場の第2幕が開いた直後ということもあり、ひとたび発言が伝われば神経質に反応する余地がある点には引き続き注意したい。
なお、本日は週末ということで、ロンドンフィキシング(日本時間25時)終了後は動意が徐々に鈍くなることも想定される。
テクニカル面では、日銀会合後の下押しが154.85円までと、21日安値154.78円を前に下げ渋っており、再び下げた場合は同水準がサポートになるかがポイント。割れると昨年12月19日安値154.44円に向けた一段安もあり得る。上サイドは下落直後で目標値が少ない中、まずは節目の156円に注目。明確に超えると日足・一目均衡表の基準線156.83円が見えてくるか。
想定レンジ上限
・ドル円は、心理的節目の156.00円。超えると日足・一目均衡表の基準線156.83円
想定レンジ下限
・ドル円は21日安値154.78円。割り込むと昨年12月19日安値154.44円
(川畑)
経済イベントでは、1月の製造業やサービス業の購買担当者景気指数(PMI)・速報値が発表予定。市場予想は製造業が49.7と前月より小幅上昇が見込まれており、好不況の分岐点とされる50を上回れるかがポイント。なお、サービス業は56.5と前月より小幅低下が見込まれている。また、同指標の発表直後に1月ミシガン大学消費者態度指数・確報値や12月中古住宅販売件数も予定されているが、前者は確報値、後者は市場の関心が住宅市場には集まっていない点を考慮すると、市場予想から大きく乖離しない限り材料視されにくいかもしれない。
本日はトランプ米大統領の発言機会は予定されてはいないものの、今週20日の大統領就任でトランプ劇場の第2幕が開いた直後ということもあり、ひとたび発言が伝われば神経質に反応する余地がある点には引き続き注意したい。
なお、本日は週末ということで、ロンドンフィキシング(日本時間25時)終了後は動意が徐々に鈍くなることも想定される。
テクニカル面では、日銀会合後の下押しが154.85円までと、21日安値154.78円を前に下げ渋っており、再び下げた場合は同水準がサポートになるかがポイント。割れると昨年12月19日安値154.44円に向けた一段安もあり得る。上サイドは下落直後で目標値が少ない中、まずは節目の156円に注目。明確に超えると日足・一目均衡表の基準線156.83円が見えてくるか。
想定レンジ上限
・ドル円は、心理的節目の156.00円。超えると日足・一目均衡表の基準線156.83円
想定レンジ下限
・ドル円は21日安値154.78円。割り込むと昨年12月19日安値154.44円
(川畑)