今日の株式見通し=堅調か 米国株は下落も円高一服に安心感

 東京市場は堅調か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は140ドル安の44424ドルで取引を終えた。横ばい圏からスタートしたが上値が重く、次第にマイナス圏が定着。テキサス・インスツルメンツが決算を受けて大きく下げており、半導体株が弱かった。ドル円は足元155円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて540円高の40480円、ドル建てが590円高の40530円で取引を終えた。

 米国株は下げたが、直近の上昇に対する利益確定のような動きであった。CME225先物は大幅上振れスタートを示唆している。24日の日経平均は一時300円超上昇したところから下落で終えたが、これに関しては引け後の植田日銀総裁会見に対する警戒が背景にあったと思われる。ただ、24日の日銀結果発表直後に円高に振れたドル円は、この日の夕方には円高が一服している。総裁会見はマーケットの混乱を呼び込むイベントにはならなかった。CME225先物が強かった上にADRでもプラスの銘柄が多く、24日後場の失速を修正する形で、日本株は買いが優勢になると予想する。日経平均は先週週間で4桁の上昇となっており、米国株安がネガティブ視されないようなら上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入りやすい。場中も強い基調が続くだろう。日経平均の予想レンジは40200円-40800円。
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