東京マーケットダイジェスト・28日 ドル安、株安

ドル円:1ドル=155.70円(前営業日NY終値比△1.19円)
ユーロ円:1ユーロ=162.49円(△0.37円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0436ドル(▲0.0056ドル)
日経平均株価:39016.87円(前営業日比▲548.93円)
東証株価指数(TOPIX):2756.90(▲1.17)
債券先物3月物:141.18円(△0.29円)
新発10年物国債利回り:1.195%(▲0.020%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>  <前回発表値>
12月企業向けサービス価格指数
前年同月比   2.9%    3.0%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。一部報道で「ベッセント米財務長官は段階的な関税引き上げを計画し、最終的に最大20%まで引き上げる可能性がある」と伝わったほか、トランプ米大統領が「半導体や鉄鋼、アルミなどその他産業への関税を適用する」「2.5%を大幅に上回る一律関税を望む」などの見解を示すと、関税政策による米金利の先高観が強まった。為替市場では全般ドル買いが強まり、一時155.95円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルはさえない。ドル買いの流れに沿って朝方から売りに押される展開となり、一時1.0425ドルまで下押しした。

・ユーロ円は下値が堅い。ユーロドルや日本株の下落につれて円買い・ユーロ売りが進み、一時161.58円まで下押す場面があったものの、その後はドル円の上昇につれて162.68円まで反発した。

・日経平均株価は3日続落。前日の米ハイテク株安を受けて、この日の東京市場でも半導体関連株が売りに押された。指数は一時680円近く下落。半導体関連株などからの資金シフトの受け皿となった割安株には買いが入ったものの、後場に入っても戻りの鈍い状態が続いた。

・債券先物相場は続伸。日経平均株価が連日で下落し、安全資産しての債券需要が強まった。また、この日実施された国債買い入れオペで需給の引き締まりが意識されたことも買い材料視された。

(岩間)
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