東京外国為替市場概況・10時 豪ドル 上値の重い動き

 29日の東京外国為替市場で豪ドルは上値の重い動き。10-12月期豪消費者物価指数(CPI)が予想を下回る結果となり、豪準備銀行(RBA)が次回2月会合での利下げ思惑がくすぶる中、豪ドル/ドルは0.6227ドル、豪ドル円は96.85円まで下押した。

 ドル円は小動き。10時時点では155.63円とニューヨーク市場の終値(155.54円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。NYタイムに米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え方向感は出ず、155円半ばを中心に狭いレンジ内での上下。仲値に向けてやや買いが見られるも、上値は155.65円にとどまった。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0430ドルとニューヨーク市場の終値(1.0430ドル)とほぼ同水準だった。時間外の米10年債利回りは4.52%近辺までやや低下気味に推移しているが、反応は限定的。1.0430ドル前後でのこう着相場が継続。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では162.32円とニューヨーク市場の終値(162.24円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。4日ぶりに反発した日経平均の動きも支えに底堅い動きとなるも、為替相場全体の動きが鈍いなか162円前半での小動きに始終している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.43円 - 155.65円
ユーロドル:1.0426ドル - 1.0434ドル
ユーロ円:162.14円 - 162.36円

(金)
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