東京外国為替市場概況・8時 ドル円、売り先行

 24日の東京外国為替市場でドル円は売りが先行。8時時点では143.10円とニューヨーク市場の終値(143.45円)と比べて35銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領から「関税がいつ引き下げられるかは中国次第」「中国と取引なければそれはそれでOK」「パウエルFRB議長は間違い犯したと思っている」などの発言が伝わるなか、ややドル売りの動きが先行。一時142.89円まで値を下げた。もっとも、一方的に売りが進む展開にはなっておらず、一巡後は143円台を回復した。

 ユーロ円は小安い。8時時点では162.16円とニューヨーク市場の終値(162.35円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつれて161.91円まで弱含む場面が見られた。
 なお、トランプ米大統領はカナダ産自動車への25%関税が引き上げられる可能性を示唆したが、カナダドル相場への影響は限定的。ドル円の下げにつれて、カナダドル円は103.03円まで弱含んだ程度にとどまっている。

 ユーロドルは小高い。8時時点では1.1332ドルとニューヨーク市場の終値(1.1316ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準となった。対円などでドル売りが進んだ流れに沿ったほか、昨日の引けにかけて売りが進んだ反動もあり、1.1347ドルまで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.89円 - 143.46円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1347ドル
ユーロ円:161.91円 - 162.38円

(岩間)
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