東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が抑えられる

 24日の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられた。10時時点では142.95円とニューヨーク市場の終値(143.45円)と比べて50銭程度のドル安水準だった。早朝に142.89円まで弱含んだが、東京勢が本格参入する9時過ぎには日経平均の上昇もあり143.30円台を回復した。ただ、本日予定されている日米財務相会談を前にし、一方的に円売りを仕掛けるのも難しかったもよう。東京仲値の値決めにかけてはドル売りが入り、142.87円まで下押しするなど方向感なく上下している。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.1343ドルとニューヨーク市場の終値(1.1316ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りに連れて1.1347ドルまで買い戻された後は、1.13ドル前半で値動きは限られた。ただ、ドル円の上値が抑えられたことで、10時前には1.1349ドルまで小幅に上値を伸ばして底堅さを維持している。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では162.16円とニューヨーク市場の終値(162.35円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。日経平均の上昇もあり9時半過ぎに162.39円まで買われる場面もあったが、ドル円の上値が限られたこともありもみ合いになった。主にドル円の動きに連れて動いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.87円 - 143.46円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1349ドル
ユーロ円:161.91円 - 162.39円


(松井)
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