東京外国為替市場概況・17時 ドル円、伸び悩み

 31日午後の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。17時時点では154.65円と15時時点(154.71円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。15時過ぎに154.94円まで日通し高値を更新するも、155円を攻めるまでには至らず。一巡後は週末・月末に絡んだアジア勢の持ち高調整が中心となり、一時154.58円付近まで上値を切り下げる場面があった。

 ユーロドルは上昇一服。17時時点では1.0402ドルと15時時点(1.0389ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。東京市場で1.03ドル後半の底堅さを確認し、欧州勢が徐々に参入するにつれて買い戻しが優勢となった。1.04ドル台に再び乗せると1.0413ドルまで上げ幅を広げた。もっとも、1月仏消費者物価指数(CPI)が前月比-0.1%/前年比+1.4%とそれぞれ予想を下回ると、ユーロ買いの勢いは止んだ。一時1.04ドルを割り込む場面もあった。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では160.88円と15時時点(160.73円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下押しにつれて160.70円割れまで売り戻されるも、底堅い時間外の米株先物を眺めながら下げ渋った。ユーロドルが上値を試し始めると再び強含み、161.05円まで日通し高値を更新している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.92円 - 154.94円
ユーロドル:1.0378ドル - 1.0413ドル
ユーロ円:159.92円 - 161.05円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。