6日香港株=反発か、米長期金利の低下が支え

 6日の香港市場は反発か。前日に米長期金利が低下し、米株式相場が続伸した流れを引き継ぐと予想する。米長期金利の指標となる10年物国債利回りは5日、前日の4.513%から4.426%に低下。一時は4.400%と昨年12月18日以来の低水準を付けた。香港市場でもハイテク・グロース株を物色する動きが相場を押し上げるだろう。

 ただ、買い一巡後は上値が伸び悩む展開があり得る。7日に発表される1月の米雇用統計の内容を見極めたいとのムードが次第に広がりそうだ。米サプライマネジメント協会(ISM)が5日発表した1月の非製造業(サービス業)景況感指数が市場予想を下回り、米景気の減速を示すと受け止められた。

 5日のNY株式相場は主要3指数がそろって続伸した。市場がトランプ関税問題を織り込んだことや、エヌビディアの大幅上昇が指数を押し上げた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は英金融大手のHSBC(00005)が香港終値を上回った半面、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が下回って引けた。

(小針)
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