7日香港株=方向感に乏しいか、米雇用統計の発表控え様子見

 7日の香港市場は方向感に乏しい相場か。1月の米雇用統計の発表を香港時間きょう夜に控え、内容を見極めたいとの雰囲気が広がりそうだ。雇用者数が市場予想以上に増えていれば、米連邦準備理事会(FRB)の利下げペース鈍化への警戒感が強まりかねない。

 ハンセン指数の前日終値は昨年11月7日以来およそ3カ月ぶりの高値を更新しただけに、利益を確定する売りが出やすい。トランプ米政権による追加関税の発動と中国の報復措置への警戒感も引き続き相場の重荷となるだろう。

 6日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が3日ぶりに反落した一方、S&P500とナスダック総合がともに3日続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、新エネルギー車大手のBYD(01211)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。

(小針)
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