ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、下値堅い

 13日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下値が堅い。4時時点では1.0409ドルと2時時点(1.0426ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ米大統領が「相互関税に関する措置に間もなく署名する」「VAT(付加価値税)を採用している国などを関税の対象とみなす」と発言すると、ユーロ売りが強まった。一時1.0373ドルまで本日安値を更新。ただ、その後は1.04ドル台前半まで買い戻しが入っており、米大統領発言前の水準を回復した。
 なお、欧州連合(EU)ではすべての加盟国にVATの導入を義務付けている。

 ユーロ円は下げ渋り。4時時点では159.54円と2時時点(159.69円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。米大統領の発言が伝わると159.02円まで本日安値を更新したが、その後は159円台後半まで買い戻しが入った。

 ドル円は戻りが鈍い。4時時点で153.26円と2時時点(153.14円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。3時30分過ぎに153.34円付近まで下値を切り上げる場面があったが、米10年債利回りが4.52%台まで低下する中で戻りは限られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.93円 - 154.67円
ユーロドル:1.0373ドル - 1.0445ドル
ユーロ円:159.02円 - 161.19円

(岩間)
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