今日の株式見通し=軟調か ドル円は150円を割り込みダウ平均は大幅安

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は450ドル安の44176ドルで取引を終えた。ウォルマートが決算を受けて大幅安。トランプ政策の景気に対する悪影響が懸念され、値幅を伴った下げとなった。株安を受けて米10年債利回りは低下。ドル円は足元149円60銭近辺と150円を割り込んでいる。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて155円安の38555円、ドル建てが135円安の38575円で取引を終えた。

 米国株安や円高進行を嫌気した売りに押されると予想する。寄り前には1月消費者物価指数(CPI)が発表されるが、結果が強ければ一段と円高が進む可能性がある点には注意を要する。この場合、きのうのように買い手不在の中で売りだけが急がれる展開も想定される。CPIが弱めなどの理由で円高が一服すれば売り圧力は和らぐとみるが、東京市場は三連休前。現状では市場の空白はリスクとして意識されやすい。下げ渋るケースでも押し目を積極的に拾う動きは限られるだろう。日経平均の予想レンジは38000円-38700円。


(小針)
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