21日香港株=反発か、アリババの好決算受けたネット株買いが支え

 21日の香港市場は反発か。足元で売られていたネット株が買い直され、相場を押し上げると予想する。アリババ集団(09988)が20日大引け後に発表した2024年10-12月期の業績が市場予想を上回り、同日のNY市場で同社米預託証券(ADR)は前日比8.1%上昇した。前日にハンセン指数が続落し、終値は1週間ぶりの安値だっただけに、割安感が強まった銘柄が物色されるだろう。

 弱い米経済指標を受けた米長期金利の低下も地合いの改善につながりそうだ。20日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年債利回りは前日の4.535%から4.507%に低下した。

 20日のNY株式相場は、ダウ平均が3日ぶりに反落。弱い見通しを発表したウォルマートが大幅安となったほか、週間新規失業保険申請件数や1月景気先行指数などの経済指標が悪化したこともセンチメントの悪化につながった。ハイテク株主体のナスダック総合は6営業日ぶりに反落した。同日の香港株ADRは大型ネット株のアリババ集団とテンセント(00700)、美団(03690)、JDドットコム(09618)がそろって香港終値を上回って引けた。

(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。