19日香港株=上値重いか、4カ月超ぶり高値水準で利益確定売り

 19日の香港市場は上値の重い展開か。前日の米株高が好感される半面、ハンセン指数は前日に終値ベースで昨年10月7日以来、4カ月超ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなりそうだ。また、1月28-29日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開される予定とあって、様子見ムードが強まる可能性がある。

 一方、トランプ米大統領は18日、鉄鋼やアルミニウムに加え、米国に輸入される自動車や半導体、医薬品についても25%の関税を課す考えを明らかにしており、貿易戦争激化への警戒感が強まりそうだ。

 18日のNY株式相場は上昇。3連休明けの取引で、主要3指数は先週末水準を挟んでもみ合ったが、引けにかけて買いが強まり、3指数がそろって上昇して終了した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はHSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。

(小針)
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