ロンドン為替見通し=ユーロドル、独GDP改定値やECB専務理事の講演に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、ドイツの総選挙で第1党となったキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)による景気刺激策が期待される中、10-12月期独GDP改定値を確認しながら、欧米の通商協議やウクライナ停戦協議の行方を探る展開となる。
トランプ米大統領とマクロン仏大統領の首脳会談の後、トランプ米大統領は「マクロン仏大統領との会談は戦争終結に向けてのさらなる一歩となった」と述べ、マクロン仏大統領も「ウクライナの停戦は今後数週間で起きる可能性がある」と楽観的な見解を述べており、今後の関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
10-12月期独GDP改定値(季節調整済)の予想は前期比▲0.2%/前年同期比▲0.2%、(季節調整前)の予想は前年同期比▲0.4%となっている。しかし、2月独製造業PMI速報値は46.1で1月の45.0から改善、2月独サービス部門PMI速報値は52.2で1月の51.5から50台を維持しており、新連立政権による景気刺激策への期待感もあることで、ユーロドルは底堅く推移している。
タカ派のシュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事は、先日、「利下げを一時停止または終了しなければならない局面に近づきつつある。3月の欧州中央銀行(ECB)理事会で、決定後の声明から『金融政策は依然として景気抑制的』という文言を削除するかどうかを議論すべきだ」と主張していた。
本日の講演でも同様のタカ派的な見解が見込まれている。
本日講演が予定されているタカ派のピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員は、先日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)の利下げに関して、「まだ仕事が終わったと宣言できる状況ではない。引き続き、制限のある金融政策スタンスを維持する必要がある」と否定的な見解を示しており、本日も慎重なスタンスを示すことが見込まれている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0533ドル(1/27高値)
・ユーロ円:158.51円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.2691ドル(2/24高値)
・ポンド円:190.61円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0373ドル(2/13安値)
・ユーロ円:155.82円(2/21安値)
・ポンドドル:1.2513ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ポンド円:187.06円(2/7安値)
(山下)
トランプ米大統領とマクロン仏大統領の首脳会談の後、トランプ米大統領は「マクロン仏大統領との会談は戦争終結に向けてのさらなる一歩となった」と述べ、マクロン仏大統領も「ウクライナの停戦は今後数週間で起きる可能性がある」と楽観的な見解を述べており、今後の関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
10-12月期独GDP改定値(季節調整済)の予想は前期比▲0.2%/前年同期比▲0.2%、(季節調整前)の予想は前年同期比▲0.4%となっている。しかし、2月独製造業PMI速報値は46.1で1月の45.0から改善、2月独サービス部門PMI速報値は52.2で1月の51.5から50台を維持しており、新連立政権による景気刺激策への期待感もあることで、ユーロドルは底堅く推移している。
タカ派のシュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事は、先日、「利下げを一時停止または終了しなければならない局面に近づきつつある。3月の欧州中央銀行(ECB)理事会で、決定後の声明から『金融政策は依然として景気抑制的』という文言を削除するかどうかを議論すべきだ」と主張していた。
本日の講演でも同様のタカ派的な見解が見込まれている。
本日講演が予定されているタカ派のピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員は、先日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)の利下げに関して、「まだ仕事が終わったと宣言できる状況ではない。引き続き、制限のある金融政策スタンスを維持する必要がある」と否定的な見解を示しており、本日も慎重なスタンスを示すことが見込まれている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0533ドル(1/27高値)
・ユーロ円:158.51円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.2691ドル(2/24高値)
・ポンド円:190.61円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0373ドル(2/13安値)
・ユーロ円:155.82円(2/21安値)
・ポンドドル:1.2513ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ポンド円:187.06円(2/7安値)
(山下)