27日香港株=上値重いか、3年ぶり高値水準で利益確定売り

 27日の香港市場は上値の重い展開か。指数は前日に3%超上昇し、終値で2022年2月21日以来およそ3年ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが広がりそうだ。また、トランプ米政権の関税措置を巡る懸念も相場の重しとなる可能性がある。

 一方、中国では来週、全国人民代表大会(全人代)が開幕するとあって、政策期待は強いほか、香港市場では決算発表シーズンに入っており、個別物色の動きが予想される。きょうは銀河娯楽(00027)や香港証券取引所(00388)などが決算を発表する。

 26日のNY株式相場は高安まちまち。引け後に決算発表を控えるエヌビディアが上昇し、相場上昇をけん引したが、トランプ大統領が欧州連合(EU)に対する輸入関税を課す計画を閣議で示したことが重しとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けた半面、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
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