ロンドン為替見通し=ユーロドル、トランプ関税警戒とウクライナ停戦期待の鬩ぎ合いか
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、トランプ関税への警戒感が上値を抑える中、ウクライナ停戦への期待感から底堅い展開が予想される。
欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(1月29-30日分)では、3月ECB理事会での2.50%への追加利下げの可能性を見極めることになる。
タカ派のシュナーベルECB専務理事は、「利下げ休止か停止の可能性がある局面に近づいている。そこまで来ているとは言わないが、議論を始める必要がある」と述べており、利下げ休止のタカ派的な見解とハト派的な見解との議論を見極めることになる。
ECBが25日発表した昨年10-12月期の妥結賃金は、前年同期比4.1%上昇となり、前四半期の5.4%の上昇から低下していたことで、追加利下げ観測が高まっている。
トランプ関税に関しては、昨日、トランプ米大統領が「欧州連合(EU)に対して25%の関税を課す。EUへの関税は自動車や他のモノが対象になるとし、詳細は追って通知する」と述べたことで、関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
ウクライナ停戦に向けた協議が進展している。
・24日:トランプ米大統領とマクロン仏大統領との首脳会談
「われわれが賢明であれば、数週間以内に戦争を終わらせられる」
・25日:スターマー英首相とマクロン仏大統領との首脳会談
「ウクライナの恒久的な和平に向けたトランプ米大統領のリーダーシップを歓迎する」
・27日:トランプ米大統領とスターマー英首相との首脳会談
・28日:トランプ米大統領とゼレンスキー・ウクライナ大統領との首脳会談
明日はゼレンスキー・ウクライナ大統領が訪米して、米国による安全保障支援の継続に向けたレアアース(希土類)などの資源権益の協定案に署名する見通し、と報じられている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0630ドル(2024/12/6高値)
・ユーロ円:157.85円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0416ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:155.61円(2/10安値)
(山下)
欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(1月29-30日分)では、3月ECB理事会での2.50%への追加利下げの可能性を見極めることになる。
タカ派のシュナーベルECB専務理事は、「利下げ休止か停止の可能性がある局面に近づいている。そこまで来ているとは言わないが、議論を始める必要がある」と述べており、利下げ休止のタカ派的な見解とハト派的な見解との議論を見極めることになる。
ECBが25日発表した昨年10-12月期の妥結賃金は、前年同期比4.1%上昇となり、前四半期の5.4%の上昇から低下していたことで、追加利下げ観測が高まっている。
トランプ関税に関しては、昨日、トランプ米大統領が「欧州連合(EU)に対して25%の関税を課す。EUへの関税は自動車や他のモノが対象になるとし、詳細は追って通知する」と述べたことで、関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
ウクライナ停戦に向けた協議が進展している。
・24日:トランプ米大統領とマクロン仏大統領との首脳会談
「われわれが賢明であれば、数週間以内に戦争を終わらせられる」
・25日:スターマー英首相とマクロン仏大統領との首脳会談
「ウクライナの恒久的な和平に向けたトランプ米大統領のリーダーシップを歓迎する」
・27日:トランプ米大統領とスターマー英首相との首脳会談
・28日:トランプ米大統領とゼレンスキー・ウクライナ大統領との首脳会談
明日はゼレンスキー・ウクライナ大統領が訪米して、米国による安全保障支援の継続に向けたレアアース(希土類)などの資源権益の協定案に署名する見通し、と報じられている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0630ドル(2024/12/6高値)
・ユーロ円:157.85円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0416ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:155.61円(2/10安値)
(山下)