東京外国為替市場概況・15時 ドル円 買い戻し

 28日午後の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。15時時点では149.83円と12時時点(149.52円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。午前のリスク回避の円買いが一巡すると、149.80円台まで切り返し下げ幅をほぼ取り戻した。ただ、午前の円買い要因となった日経平均が後場に一時3万7000円割れと1400円超安まで下げ幅を拡大した後に下げ渋るも、1000円超安の大幅安水準での動きが続いており、引き続きドル円の上値は重い。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0388ドルと12時時点(1.0382ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。1.0380ドル台でこう着。時間外の米長期金利の低下も下支えに1.0381ドルを安値に下げ渋るも、トランプ関税を背景としたドル高圧力で上値も重く方向感は出ていない。

 ユーロ円は15時時点では155.65円と12時時点(155.25円)と比べて40銭程度のユーロ高水準だった。リスク回避の円買いが一段落し、ドル円の買い戻しにつれて155.70円近辺まで持ち直した。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.10円 - 150.15円
ユーロドル:1.0381ドル - 1.0404ドル
ユーロ円:154.80円 - 156.06円

(金)
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