東京外国為替市場概況・10時 ドル円 弱含み

 28日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では149.38円とニューヨーク市場の終値(149.81円)と比べて43銭程度のドル安水準だった。2月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)が予想を下回る前年比+2.2%と発表されたことで、一時150.15円まで上値を伸ばした。しかし、内田日銀副総裁が衆院財務金融委員会で「基調的な物価は2%に向かって徐々に高まっている」などと述べたことで、149.35円まで下値を広げた。
 日経平均株価が一時1000円超下落したことも、リスク回避の円買い要因となった。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では155.39円とニューヨーク市場の終値(155.79円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれる動きとなり、一時156.06円まで上値を伸ばした後に155.35円まで下値を広げた。

 ユーロドルは小幅高。10時時点では1.0402ドルとニューヨーク市場の終値(1.0398ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米長期金利の低下を受けて、1.0403ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.35円 - 150.15円
ユーロドル:1.0389ドル - 1.0403ドル
ユーロ円:155.35円 - 156.06円

(山下)
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