東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下振れ

 28日の東京外国為替市場でドル円は下振れ。12時時点では149.52円とニューヨーク市場の終値(149.81円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。日経平均株価が1200円近い大幅安となるなか、リスク回避目的の円買いが進んだ。時間外の米10年債利回りが4.22%台まで低下したことも重しとなり、149.10円まで下落幅を拡大。ただ、下落がやや急だったこともあってか、その後は149円半ばへ戻す動きとなった。

 ユーロ円も下落。12時時点では155.25円とニューヨーク市場の終値(155.79円)と比べて54銭程度のユーロ安水準だった。クロス円も軒並み円買いを強め、ユーロ円は一時154.80円、ポンド円は187.69円、豪ドル円は92.73円、NZドル円は83.67円まで他通貨安・円高となった。

 ユーロドルは重い動き。12時時点では1.0382ドルとニューヨーク市場の終値(1.0398ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。クロス円ほど強く下振れなかったが、ユーロ円の下落幅拡大へ連れるように1.0381ドルまで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.10円 - 150.15円
ユーロドル:1.0381ドル - 1.0404ドル
ユーロ円:154.80円 - 156.06円

(関口)
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