東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小安い

 5日午後の東京外国為替市場でドル円は小安い。15時時点では149.70円と12時時点(149.82円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。一時150.10円前後に上昇するも、午前につけた高値150.18円を前に伸び悩み。その後は時間外の米10年債利回りが小幅低下したこともあり、15時過ぎに149.60円台まで小緩んだ。
 なお、トランプ米大統領は施政方針演説で「インフレ抑制のためには、エネルギーコストを急速に削減することが必要」などと発言したほか、内田日銀副総裁からは「金融政策、特に為替について誘導を意図したものではない」などの発言が伝わっているが、いずれも反応は限定的であった。

 ユーロドルは強含み。15時時点では1.0631ドルと12時時点(1.0604ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ高水準だった。12時過ぎに1.0602ドルまで下押したが、1.06ドルでの底堅さを確認すると、トランプ米大統領の「ウクライナはいつでも鉱物資源合意に署名する用意」との発言も支えに1.0630ドル台に上昇して午前につけた本日高値に迫った。

 ユーロ円は小高い。15時時点では159.15円と12時時点(158.87円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。ドル円は小幅安となるも、ユーロドルが強含んだ影響をより強く受けて159.30円付近まで値を上げる場面が見られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.58円 - 150.18円
ユーロドル:1.0602ドル - 1.0637ドル
ユーロ円:158.74円 - 159.54円

(川畑)
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