6日香港株=買い先行か、米株高や政策期待が支え

 6日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行するか。ホワイトハウスが、4日に発動したメキシコとカナダに対する25%の関税について、自動車への適用を1カ月猶予すると発表したことや、その後ホワイトハウスのレビット報道官が「トランプ米大統領は関税の適用除外の要請にオープン」との見解を示したことでトランプ関税への過度な警戒感が和らいだ。

 また、中国では全国人民代表大会(全人代)が11日までの日程で開かれており、政策期待も相場の支えとなりそうだ。ただ、ハンセン指数は前日に2.84%高と大幅に反発した後とあって、利益確定の売りが広がる可能性もある。また、7日には米雇用統計や中国の貿易統計、9日には中国の物価統計の発表が控えており、様子見ムードが強まりそうだ。

 5日のNY株式相場は主要3指数がそろって3日ぶりに反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、アリババ集団(09988)やテンセント(00700)、美団(03690)、HSBC(00005)などが香港終値を上回って引けた。

(小針)
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