東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上値限定的

 12日午後の東京外国為替市場でドル円は上値限定的。15時時点では148.05円と12時時点(148.03円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。米ホワイトハウスから「鉄鋼・アルミ関税を例外なく予定通りに発動」したことが明らかとなると、市場はややドル買いで反応。ドル円は148.29円まで上昇して6日以来の高値を付けたが、買いの勢いが一服すると15時前に148円付近まで小緩んだ。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0903ドルと12時時点(1.0903ドル)とほぼ同水準だった。米追加関税発動後にややドルが買われた影響から1.0895ドルまで下押すも一時的。欧州連合(EU)は米国の関税への対抗措置として「米国からの輸出品に最大260億ユーロ相当の関税をかける」と報じられたが直後の反応は薄く、1.09ドルを挟んでのもみ合いが続いた。

 ユーロ円はもみ合いが継続。15時時点では161.42円と12時時点(161.41円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて161.60円前後まで値を上げるも、朝方に付けた高値161.69円を前に伸び悩み。その後の下押しは161.40円台に留まるなど、161円台半ばでの往来が続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.68円 - 148.29円
ユーロドル:1.0895ドル - 1.0922ドル
ユーロ円:161.16円 - 161.69円


(川畑)
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