東京マーケットダイジェスト・12日 ドル小幅高・株小幅高

ドル円:1ドル=148.05円(前営業日NY終値比△0.27円)
ユーロ円:1ユーロ=161.42円(△0.06円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0903ドル(▲0.0016ドル)
日経平均株価:36819.09円(前営業日比△25.98円)
東証株価指数(TOPIX):2694.91(△24.19)
債券先物3月物:138.40円(▲0.42円)
新発10年物国債利回り:1.520%(△0.015%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
      <発表値>  <前回発表値>
1-3月期法人企業景気予測調査
大企業業況判断指数(BSI、全産業)
        2.0       5.7
大企業業況判断指数(BSI、製造業)
       ▲2.4       6.3
2月企業物価指数
前月比    横ばい      0.3%
前年同月比  4.0%      4.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は小高い。昨日からの流れを引き継いで買いが先行した。148.00円を挟んだ水準でもみ合う場面もあったが、午後に入って一時148.29円まで上昇。もっとも、一巡後は148円割れ水準まで押し戻されるなど、積極的に上値を試す動きとはならなかった。
 なお、米政府は現地時間で12日を迎えた日本時間13時、鉄鋼・アルミ関税を例外なく予定通りに発動。欧州連合(EU)は対抗措置として「米国からの輸出品に最大260億ユーロ相当の関税をかける」などの報道が伝わっている。

・ユーロドルは小安い。対円などでややドル買いが進んだ流れに沿って、1.0895ドルまで値を下げた。時間外の米10年債利回りは4.25%台まで小幅に低下しているが、相場への影響は限られた。

・ユーロ円はもみ合い。ドル円とユーロドルの影響を同時に受けたため、161円台半ばを挟んだ水準で方向感なく推移した。

・日経平均株価は反発。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことを手掛かりに、海外勢からの買いが観測された株価指数先物主導で底堅く推移した。ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの後退も相場を下支えしたが、景気の先行き不安などが上値を抑えたことで買いの勢いも強まることはなかった。

・債券先物相場は反落。前日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売りが先行した。20年物国債入札への警戒感も相場の重しとなり、一時138円34銭まで下押し。なお、20年債入札は「弱めの結果」だったが、事前に警戒感が高まっていたため、相場への影響は限られた。

(岩間)
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