NY株見通し-様子見か 経済指標は2月住宅着工件数など

 今晩は様子見か。昨日は週末に関税問題などで新たな悪材料が出なかったことや、自動車を除く2月小売売上高が予想と一致したことで景気後退懸念が和らいだことなどで主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が353.44ドル高(+0.85%)、S&P500が0.64%高、ナスダック総合が0.31%高となり、主要3指数がそろって2営業日続伸した。ただ、年初来ではダウ平均が1.65%安、S&P500が3.51%安、ナスダック総合が7.78%安とそろってマイナス圏にとどまった。

 今晩の取引では主要3指数が前日までに2日続伸したことや、翌日に米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えていることなどで様子見姿勢が強まりそうだ。今回のFOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、年内の利下げ見通しを巡り、会合のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見に注目が集まっている。

 今晩の米経済指標・イベントは2月住宅着工件数、2月建設許可件数、2月鉱工業生産、米20年債入札など。主要な企業の決算発表はないが、エヌビディアの年次開発者会議「GTC」が3月17日-21日の日程で開催される。(執筆:3月18日、14:00)
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