欧州外国為替市場概況・22時 ポンド、一時上昇
20日の欧州外国為替市場でポンドは一時上昇。英中銀(BOE)はこの日、市場予想通りに政策金利を4.50%で据え置いた。ただ、票決では2人が利下げを支持するとの事前予想に対して、今回の利下げ支持が1人にとどまったこともあり、金融政策の公表後は一時ポンド買いで反応。ポンドドルは1.29ドル台半ばから1.2980ドル前後まで上昇。ポンド円も192.30円台から192.73円付近まで値を上げた。もっとも、欧州通貨全般で戻りの鈍い動きが続いたこともあり、ポンドドルはすぐに上昇幅を吐き出したほか、ポンド円の買いも長続きはしなかった。
なお、英中銀の金融政策委員会(MPC)議事要旨では「インフレ抑制には大きな進展があった」とした一方で、「中期的なインフレをめぐるリスクのシナリオを検討する可能性が高い」と言及。「金融政策のさらなる抑制解除には段階的かつ慎重なアプローチが適切」「金融政策は十分に長く抑制的な状態を維持する必要がある」などの見解が示された。
ドル円はもみ合い。22時時点では148.56円と20時時点(148.60円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が+12.5と市場予想の+8.5を上回ったことで148.70円前後まで上昇したが、買いの勢いは鈍かった。同時に公表された前週分の新規失業保険申請件数はほぼ予想に沿った内容だった。
ユーロドルは戻りが鈍い。22時時点では1.0833ドルと20時時点(1.0846ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。欧米株安などを手掛かりにした売りの流れが続いており、1.08ドル台半ばで戻りの鈍さを確認すると1.0831ドルまでやや下値を広げた。
ユーロ円は22時時点では160.94円と20時時点(161.17円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルと同様に本日安値圏で戻りの鈍さが目立った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.18円 - 148.87円
ユーロドル:1.0831ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:160.85円 - 162.33円
(岩間)
なお、英中銀の金融政策委員会(MPC)議事要旨では「インフレ抑制には大きな進展があった」とした一方で、「中期的なインフレをめぐるリスクのシナリオを検討する可能性が高い」と言及。「金融政策のさらなる抑制解除には段階的かつ慎重なアプローチが適切」「金融政策は十分に長く抑制的な状態を維持する必要がある」などの見解が示された。
ドル円はもみ合い。22時時点では148.56円と20時時点(148.60円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が+12.5と市場予想の+8.5を上回ったことで148.70円前後まで上昇したが、買いの勢いは鈍かった。同時に公表された前週分の新規失業保険申請件数はほぼ予想に沿った内容だった。
ユーロドルは戻りが鈍い。22時時点では1.0833ドルと20時時点(1.0846ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。欧米株安などを手掛かりにした売りの流れが続いており、1.08ドル台半ばで戻りの鈍さを確認すると1.0831ドルまでやや下値を広げた。
ユーロ円は22時時点では160.94円と20時時点(161.17円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルと同様に本日安値圏で戻りの鈍さが目立った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.18円 - 148.87円
ユーロドル:1.0831ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:160.85円 - 162.33円
(岩間)