ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、強含み

*一部内容に誤りがあったため、訂正いたしました。

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。24時時点では148.70円と22時時点(148.56円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。安く始まった米国株相場が上昇に転じると円売り・ドル買いが先行。2月米中古住宅販売件数が予想を上回ったことも相場の支援材料となり、一時148.92円と日通し高値を更新した。

 ユーロドルは小安い。24時時点では1.0830ドルと22時時点(1.0833ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。全般ユーロ売りが進んだ欧州市場の流れを引き継いで、NY市場でもユーロ売り・ドル買いが先行。22時30分過ぎに一時1.0815ドルと日通し安値を付けた。

 ユーロ円は下げ渋り。24時時点では161.04円と22時時点(160.94円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出ると一時160.74円と本日安値を付けたものの、ドル円の上昇につれた買いが入ると161.40円付近まで下げ渋った。

 トルコリラ円は一時3.95円まで上昇した。トルコ中銀はこの日、緊急会合を開き翌日物貸出金利を現行の44%から46%に引き上げることを決定。また、必要なら追加措置を講じると表明した。この結果を受けてリラを買い戻す動きが広がった。
 なお、トルコでの政治リスクが警戒される中、前日には一時3.61円まで急落し、史上最安値を更新していた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.18円 - 148.92円
ユーロドル:1.0815ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:160.74円 - 162.33円

(中村)
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