東京外国為替市場概況・10時 ドル円、底堅い

 21日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では148.99円とニューヨーク市場の終値(148.78円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。2月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)が前年比で+3.0%と予想の+2.9%を上回ったことに売りで反応。一時148.59円まで下落したが、その後は押し目買いが優勢に。下落して始まった日経平均株価が170円超高まで一転上昇したほか、東京仲値にかけた買いも重なり一時149.04円まで切り返した。

 ユーロ円も底堅い動き。10時時点では161.70円とニューヨーク市場の終値(161.47円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。本邦CPI発表後に161.30円まで下げたが、日本株の持ち直しを受けて161.74円まで反発するなど、ドル円と同様の展開となっている。

 ユーロドルは10時時点では1.0853ドルとニューヨーク市場の終値(1.0851ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。円相場となったため1.08ドル台半ばでこう着している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.59円 - 149.04円
ユーロドル:1.0849ドル - 1.0859ドル
ユーロ円:161.30円 - 161.74円

(越後)
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