東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ幅拡大

 20日の東京外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。10時時点では148.28円とニューヨーク市場の終値(148.69円)と比べて41銭程度のドル安水準だった。FOMC後から続く円買いの流れが継続。日足一目均衡表・転換線や17日安値を割り込み、10時過ぎには148.25円まで下げ幅を拡大した。東京市場が休場で流動性が薄い中で、買い手が少ない状態が続いている。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では161.81円とニューヨーク市場の終値(162.13円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動きに連れて161.76円まで弱含んだ。ダウ先物は3桁の上げ幅を記録しているが、クロス円への影響はほぼなかった。
 なお、豪ドル円は93.94円まで下落。2月の豪雇用統計の新規雇用者数が予想の+3万人を大幅に下回る-5.28万人になった。また、常勤雇用者数も-3.57万人になるなど、総じて弱い雇用結果となると、豪債利回りの急低下に連れて豪ドル売りが進んだ。なお、豪ドル/ドルは0.6329ドルまで下押しした。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0912ドルとニューヨーク市場の終値(1.0903ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドル売りが進むと1.0917ドルまで買われたが、値動きは限定的のまま。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.25円 - 148.87円
ユーロドル:1.0903ドル - 1.0917ドル
ユーロ円:161.76円 - 162.33円


(松井)
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