欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い戻し

 19日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し。20時時点では149.77円と17時時点(149.28円)と比べて49銭程度のドル高水準だった。16時30分過ぎに149.14円の安値をつけたものの、昨日安値の149.10円手前では下げ止まり。一巡後は149.80円台まで買い戻しが入った。市場では「日銀の次回利上げ時期を巡って見方が定まっておらず、円相場が上下に振れることになった」との声も聞かれた。

 トルコリラは一時急落。トルコのエルドアン大統領の主要な対立候補者とされるイマモール・イスタンブール市長が当局に拘束されたと伝わり、同国の政情不安を意識した売りが膨らんだ。対ドルでは41リラ台、対円では3.61円までリラの過去最安値をつけた。

 ユーロ円は買い戻し。20時時点では163.27円と17時時点(162.62円)と比べて65銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様に売り一服となり、162.20円の安値から163.40円台まで買い戻しが入った。

 ユーロドルは20時時点では1.0900ドルと17時時点(1.0892ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。売り一巡後は1.09ドル台を回復したが、戻りも限られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.14円 - 150.02円
ユーロドル:1.0874ドル - 1.0947ドル
ユーロ円:162.20円 - 163.88円

(岩間)
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