欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 17日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では148.82円と20時時点(148.49円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。米経済指標の予想比下振れを受けて一瞬148.31円まで売られるも、米長期金利の上昇につれて148.95円付近まで切り返した。21時30分発表の2月米小売売上高(前月比)は+0.2%と予想+0.6%を下回り、前回値も下方修正された。同時に発表された3月米ニューヨーク連銀製造業景気指数も-20.0と弱かった。
 米10年債利回りは4.27%前半まで低下で反応するも、直ぐに上向きに転じて4.33%手前まで上昇した。

 ユーロドルは上昇一服。22時時点では1.0902ドルと20時時点(1.0908ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。20時過ぎにつけた1.0912ドルを本日高値に、2月米小売売上高の発表後に1.0888ドル付近までユーロ安ドル高に振れた。

 ユーロ円は底堅い。22時時点では162.24円と20時時点(161.97円)と比べて27銭程度のユーロ高水準だった。ドル円につれ高となり、米株先物の下げ幅縮小も支えに162.28円まで日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.31円 - 149.10円
ユーロドル:1.0869ドル - 1.0912ドル
ユーロ円:161.50円 - 162.28円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。